KR 勢力不均衡に起因するライトユーザーのサーバー移動加速

翻訳元:GameChosun(KRドメイン以外アクセス制限)
http://lineage.gamechosun.co.kr/board/view.php?bid=report&num=8430


銀行預金の取り付け騒ぎ "バンク・ラン" があるが、リネージュではサーバーを去ろうとする人々でいっぱいの "付加サービスラン"がある。
ハーディン・リンドビオルをはじめとする一部のサーバーでは過度の統制のため、ライトユーザーが多くサーバー移動を選択しているのに、さらに14周年を記念して付加サービス1回が無料で与えられ、これらのサーバーでは転出が多くしばらく移動が中断される日まで発生している。
サーバー移動の最大の理由は何だろうか?それはサーバー掌握のための過度の統制によるものになるが、その原因を遡ってみると、サーバー内の勢力バランスが崩れたことから始まったと見ることが出来る。
均衡が崩れることによって、既に掌握している勢力は経験値とアイテムの確保を目的として反対勢力を含めたすべてのユーザーを対象に統制を開始した。



▲中立無差別攻撃と統制について白熱したハーディンサーバーコミュニティ掲示板。



"統制の開始と流れ"
リネージュ最初の統制はデポロジュサーバー"DK(Dragon Knight)血盟"のメインランドのダンジョン統制を例に挙げることができる。当時メインランドのダンジョン6階と7階を統制することで、"ネクロマンサー"と"デスナイト"を独占して、血盟員だけの狩り場を作るのが目的だったが、多くのユーザーから反発があり、敵対血盟増加で"DK血盟"のダンジョン統制は失敗に終わった。


リネージュ草創期から対立と統制はお互いに離すことが出来ない関係



その後登場した"忘れられた島"と"傲慢の塔"は、経験値とアイテム獲得において他の狩り場に比べてはるかに高かったので、自然にコアなユーザーたちの間に"ライン"が結成され、統制が行われた。
その"ライン"や"同盟"と呼ばれる集団は血盟員たちの利益のために結成され、目的を達成するために多くの人員を必要としないのでその規模は非常に大きくはなかった。しかし、コアなユーザーとライトなユーザーたちの間でレベルとアイテムの格差はこの時から徐々に広がり始めた。
そしてサーバー内で特定の区域を統制するラインに対抗する反対勢力が急成長したり、利益分配に不満が出て内部分裂的な離脱者が出たり、簡単に勢力の支配権が入れ替わる様子もよく見られた。
行き詰まっていたサーバーの壁を崩す「付加サービス」登場とラスタバドドロップ率上向き修正、時の歪みの実装、ドラゴンレイドなどで多くの人員を必要とし、報酬が大きいコンテンツが出てきて、遂に"連合"と呼ばれる利益集団が登場した。
多くの連合が存在していたが統合するなどして、現在残っている二連合は꽃비"花雨連合"、총군"総軍/銃軍連合"と見ることが出来る。この二つの連合は現在リネージュサーバー全体をカバーしており、掌握しているサーバーの勢力図を覆す機会は事実上不可能だと思う。
その理由は二つの連合のどちらかが掌握している限り、サーバーで内紛あるいは反対勢力の勢力図に変化が生じれば、連合に所属している他のサーバーから人員を継続して送り込むからである。
結局、最初は少しそのサーバーを掌握出来ても、続いてくる増援に仕方なく押し返されてしまう。ハーディンサーバーの統制も長い間ライン同士の対立だったが、連合が人員攻勢を始めると告げると最終的に屈服して、ハーディンサーバーは単一勢力のものになり、敵対勢力が無くなったことから再び統制のような不条理が徐々に台頭し始めた。


"連合の統制によるライトユーザー移転"
話せる島、オーレンフィールド、ウィンダウッド砂漠、サンドワーム、エルジャベ、これらは全て今年更新された新しいコンテンツだ。統制が難しいようにフィールドマップを基準にリニューアルし、得ることができる特徴的なアイテムもボスモンスター攻略だけではなく、一般的なモンスターにもお宝要素を入れて、より均等な報酬を得ることが出来る。
開発会社の意図通りならば新しいリニューアル地域はすべてリネージュユーザー達にとって均等な報酬を得ることが出来る公平なゾーンにならなければならない。しかし、現在のほとんどのサーバーでそうではない。リニューアル地域の統制が行われており、"サンドワーム"のセクションのようなところは通行妨害キャラと同じ方法で統制している。


▲サンドワーム出現の時間に間違いなく登場する通行妨害キャラクターたち 果たしてこれが正常なやり方か



するとライトユーザーは統制に対する反旗を翻したり、比較的統制が少ないサーバーを探し移転を選択することになる。ハーディンサーバーの全ての中立ユーザーたちの反旗と離脱現象もこのような脈絡で見ることができる。
なぜこれほどまでになったのか?そして反対勢力に合流しても、なぜサーバー勢力図を変えることが出来ないのだろうか?答えは先に説明したように簡単だ。サーバー内で"連合"が占めている割合が大きく、コアなユーザーとライトユーザーの間でレベル、アイテムの格差が大きすぎるからである。


▲ライブサーバーランキング1位87レベル。ライトユーザーが果たしてそのレベルまで達成することが出来るだろうか?



"ライトユーザー移転の結末は..."
昔の諺に"淀む水に芥たまる"という言葉がある。リネージュに連合という巨大な利益集団が形成されて約2年が経った今、多くのサーバーの構図が連合下に置かれていて、それを再び元に戻すことができない程度にまでなってきている。



統制されることに疲れたユーザーがそれを避けて移転するとしても全てのサーバーが単一の連合の下に置かれることになったら、どこへ行っても同じ状況であるため移転の意味がなくなり結局ゲームを離れることになるかも知れない。
DKオンライン、R2、LOBなどポスト"リネージュ"を掲げたゲームの没落を見ても知ることが出来る。先進のゲームも単一勢力の執権による弊害が表現できないほど多かったからだ。
リネージュもそうならないという保証はない。既に沈没したポスト"リネージュ"が小船ならば、リネージュは巨大な豪華客船と同じなので、完全に沈没するのにかかる時間が違うだけだ。
14年間のサービスを行なってきて、今第2の全盛期を迎えているリネージュで一番必要なのは、一日一日の勢力図が変わり今日の敵は明日の味方、ダイナミックな昔のリネージュの姿を取り戻してくれることだろうと思う。
また、ユーザーのコミュニティコンテンツで作られた連合。ユーザーの自浄作用でも手を付けることが出来ないほど大きくなってしまった場合は、勢力均衡を合わせることが出来る補完策が必要ではないか?